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「3.11」と検索した1人につき10円を寄付、Yahoo! JAPANが今年も検索チャリティー「Search for 3.11」実施
(2016/3/11 00:00)
ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は11日、検索チャリティー「Search for 3.11」を実施する。同日0時から23時59分にYahoo! JAPANで「3.11」と検索した人1人につき10円を、Yahoo! JAPANから東日本大震災被災地の復興支援団体に寄付する(検索者数はユニークブラウザー数で算出)。なお、「3月11日」「3,11」など表記が異なるキーワードは、原則として寄付額算出の対象にならない。
今日で東日本大震災の発生から5年が経過した。「3.11」と検索することで、当時の記憶や被災地への想いを風化させないことがこの企画の狙いとなっている。Yahoo! JAPANでは、「3月11日という日に改めて被災地に想いを寄せ、現在の状況を知り、その先にある未来をともに考えていただきたい」と述べている。
Yahoo! JAPANは、2年前の2014年3月11日に「Search for 3.11」を初めて実施。翌2015年にも実施しており、過去2回の寄付金額は、2014年が2568万3250円、2015年はさらに上回る2918万2780円だった。
寄付先は、「一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン」「株式会社小高ワーカーズベース」「一般社団法人ドリームプロジェクト」「特定非営利活動法人南三陸ミシン工房」「一般社団法人COOL AGRI」「いわきおてんとSUN企業組合」「特定非営利活動法人吉里吉里国」「特定非営利活動法人TEDIC」「特定非営利活動法人マザーリンク・ジャパン」「ごしごし福島基金」の10団体。最終的な寄付金額は3月14日に発表する。
このほかYahoo! JAPANでは、復興支援特集企画「震災から5年、いま応援できること。」の特設ページ内で、寄付によって支援できることや、この5年間で検索された東日本大震災に関するキーワードを可視化した動画を公開する。また、チャリティーオークションのほか、被災地で開催される自転車イベント「ツールド・東北」の紹介、災害時にYahoo! JAPANで検索されたキーワードを時系列にまとめた「ビッグデータで知る防災」などのコンテンツを用意している。
【追記 2016/3/14 19:40】
Yahoo! JAPANは14日、今年のSearch for 3.11の実績を発表した。今回、3月11日に「3.11」と検索した人は246万6206人(ユニークブラウザー数)で、2014年の256万8325人、2015年の291万8278人には及ばなかった。
Yahoo! JAPANでは、2466万2060円(10円×総検索者数)を10団体に寄付する。