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ネット広告を間違えてクリックした人が25.2%、意図してクリックした人の25.8%とほぼ同率
(2016/5/30 17:41)
マイボイスコム株式会社は、5月1日~5日に実施したインターネット広告に関するアンケート調査の結果を発表した。調査方法はインターネットで回答数は1万1474件。
インターネット閲覧に使用する機器は、PCが68.5%と最も多く、スマートフォンがあわせて25.9%。うちAndroidが13.6%、iPhoneが12.0%となっている。ただし、50代以上ではPCが8割を超える一方、10~20代男性では5~6割がスマートフォンとなっている。
直近1年間にインターネット広告が表示されたユーザーは96.5%で、3.5%のユーザーは広告が表示されなかったと回答している。種類は、バナー広告(77.3%)、画面端の動画広告(49.4%)、検索時に表示されるリスティング広告(37.4%)、メール広告(34.5%)、スキップできる動画サイトの広告(30.9%)など。メール広告は若年層での比率が低いという。
広告で表示される内容を読んだり見たりしたというユーザーは、バナー広告で約3割、動画広告とメール広告で1割強。
インターネット広告のリンクについては、意図的にクリックした人が25.8%、間違えてクリックした人が25.2%で、ほぼ同じ割合となっているのが特徴的。広告を閉じた人も24.0%いる。
意図的にクリックした25.8%の人に広告の種類を聞いたところ、バナーが73.2%と最多。次いで動画が23.4%、メールが20.8%と多かった。クリックした内容については、「興味がある商品・サービス」が81.9%。「キャンペーンやお得な情報がある」が22.4%、「印象に残る」が19.4%となっていた。
実際に広告から購入や利用、申し込みをしたものは、「食料品・お菓子、飲料、アルコール」が14.6%、「衣類、衣類小物、装飾品」と「化粧品、美容関連用品」が8~9%となっている。
インターネット広告に対する考えは、「関係のない広告が表示されるとイライラする」が33.6%、「気になるものや興味があるもの、面白いものなら内容を読む」が31.6%、「ブラウザーやアプリの動作が重くなるので、わずらわしい」が26.9%。否定的な一方で、便利に感じている人もいるようだ。
不快なインターネット広告は、「別画面やポップアップで自動的に表示される」が35.1%、「画面全体に表示される」が30.0%、「広告のサイズが大きい」も2割強となっている。ウェブブラウジングを妨げるような広告は、当然ながら嫌われている。
また、「自動で再生される動画広告」「YouTubeなどの動画サイトの動画視聴時に表示される、スキップできない動画広告」「ウェブサイト・アプリ閲覧時に、画面端に表示される動画広告」の各項目も2割強で、動画広告も一部のユーザーに好まれていないことが分かる。