シニア層のネットユーザー、パソコン利用「ほぼ毎日」が9割


パソコンの利用目的

 株式会社トリワークスは14日、子会社の株式会社DigiBookが行った「シニア層の生活実態調査」の結果を発表した。

 調査は9月5日・6日、楽天リサーチのインターネットアンケートを使って、全国の60~79歳の800人を対象に実施した。なお、回答は、男女および60~70代の年代別に均等になるよう回収した。

 これによると、「現在から今後も継続して(あるいは今後あらたに)趣味にしたいこと、力を入れたいことは何ですか?」との設問で、最も多く挙げられたのは「パソコン・インターネット」で65.3%に上った。2位の「ガーデニング・観葉植物」は34.5%、3位の「写真・カメラ・デジタルカメラ」は34.0%だった。男性においては、「写真・カメラ・デジタルカメラ」は44.3%、特に70代で49.0%と人気が高かったという。

 パソコンの利用頻度については、「ほぼ毎日」が全体の93.5%を占めた。男女別では、男性が98.0%、女性が89.0%だった。

 パソコンの利用目的については、「情報検索サイト」が79.8%、「電子メール」が77.1%、「ネットショッピング」が68.6%、「年賀状・カレンダー等の作成」が52.4%、「ホームページ閲覧」が45.3%、「デジカメ画像閲覧・整理」が31.5%、「ネットバンク」が30.9%、「投資」が19.9%、「ゲーム」が16.4%など。

 電子メールの利用目的としては、「日常の連絡事項のやり取りをする」が最も多く73.6%で、以下は「身近な出来事を伝え合う」が54.8%、「撮った写真を送る(送ってもらう)」が42.1%、「季節の挨拶・お礼文を送り合う」が28.5%、「スケジュールを調整する」が18.0%など。

 電子メールの送受信で親密になった相手として、「趣味・同好会等の友人・知人」を挙げた人は47.3%で、「別居している子供」の29.5%、「学生時代の友人」の28.4%、「別居している家族・親戚」の24.1%を上回った。なお、「配偶者」を挙げた人も6.5%、「同居している子供」も3.1%あった。

 また、全体の27.3%が、パソコンを通じて知り合った友人がいると回答した。


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(永沢 茂)

2009/9/15 15:25