ブラジルとインドでは、ネット総利用時間の3割がGoogleサイト


 米comScoreは14日、Googleのサイトの利用時間に関する調査結果を発表した。ブラジルとインドのインターネットユーザーは、インターネットの総利用時間の3割近くをGoogleのサイトで費やしていることがわかった。

 comScoreによると、7月におけるGoogleのサイトのユニークビジター数(15歳以上)は全世界で8億5400万人で、1年間で18%増加した。世界のインターネットユーザーの75%近くがGoogleのサイトを訪問していることになり、インターネット総利用時間の9.4%を占めているという。

 国別で見ると、Googleのサイトの利用時間が占める割合が最も高かったのはブラジルで、同国におけるインターネット総利用時間の29.8%を占めた。次いで僅差でインドが28.9%。いずれも世界平均の約3倍にあたる。3位のアイルランドが15.9%のため、ブラジルとインドが突出していることがわかる。

 実際のところ、2カ国では、Googleの運営するサービスが独占的なシェアを獲得しているカテゴリーもあるという。例えばブラジルでは、検索件数でGoogleが89.5%を占めるほか、OrkutはSNSの総利用時間の96.0%、Google Mapsは地図カテゴリーの70.9%、YouTubeはマルチメディアカテゴリーの91.6%を占めるという。

 一方インドでも、検索件数が88.4%、Orkutが68.2%、YouTubeが82.8%となっている。

 これら3サービスほど高くはないが、ブログカテゴリーでは、Bloggerがブラジルで43.7%、インドで47.6%と、実に半分近くを占めている。


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(永沢 茂)

2009/9/15 19:20