非出会い系サイトの被害児童が4割増、警察庁が2009年まとめ
警察庁は18日、2009年における出会い系サイトに関係した事件の検挙状況を発表した。出会い系サイトを通じて犯罪被害に遭った児童(18歳未満)は453人で、前年の724人から37.4%減少した。被害児童の99.3%は、携帯電話を使用してアクセスしていた。
出会い系サイトを介した被害児童が減少した一方で、プロフィール紹介サイトなど、出会い系ではないコミュニティサイトの利用が発端となった犯罪被害に遭った児童は1136人に上り、前年と比べて344人(43.4%)増えた。
非出会い系サイトに関係した事件の検挙状況としては、青少年保護育成条例違反が803件と最も多く、以下は児童買春・児童ポルノ法違反が463件(児童買春297件、児童ポルノ166件)、児童福祉法違反が59件と続いた。
なお、出会い系サイトに関係した事件として警察が把握した件数は1203件で、前年比で24.4%減。罪名の内訳で最も多かったのは、児童買春・児童ポルノ法違反の398件(児童買春358件、児童ポルノ40件)で、全体の37.7%を占めた。
また、出会い系サイト規正法違反は353件(禁止誘引348件、届出義務4件、名義貸し1件)。禁止誘引は前年から19件減少したが、児童による誘引は222件で前年から103件増えた。
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(増田 覚)
2010/2/18 14:47
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