米Internet Archive、フリーのデジタル書籍200万冊目を公開


Internet Archiveによるデジタル化200万冊目となった書籍「イースターから待降節第一主日に至る福音説教集」

 書籍や音楽、映画、Webページのデジタルアーカイブ化を進めている非営利デジタル図書館の米Internet Archiveは3月31日、200万冊目の書籍のデジタル化を終え、インターネット上で公開したと発表した。

 200万冊目となったのは、カナダのトロント大学所蔵で、西暦865年から870年ごろにまとめられたと思われる「イースターから待降節第一主日に至る福音説教集」。現在、PDFやEPUB、Kindle、Djvu、テキストなど複数のフォーマットで公開されている。

 Internet Archiveの書籍担当ディレクターであるRobert Miller氏は、「1000年前のこの書籍は、これまで選ばれた数人の人々しか見ることができなかったが、今日のテクノロジーによって、数百万の人々と共有できるようになった」とコメントしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/4/1 12:16