地上波ラジオの同時ネット配信「radiko.jp」、試験配信期間を3カ月延長


7月27日にリリースされた「radiko.jp」のAndroidアプリ。すでにダウンロード数は約2万件に達するという

 IPサイマルラジオ協議会は13日、地上波ラジオ放送をインターネット経由でリアルタイムに配信するサービス「radiko.jp」について、当初8月31日までを予定していた実用化試験配信期間を3カ月延長すると発表した。

 radiko.jpは3月15日に試験配信を開始したが、IPサイマルラジオ協議会によれば、現在も週間延べ聴取者数は300万人を数えており、アンケート調査でもサービス継続を望む声が多いという。

 一方で、当初予定していた9月以降の実用化については、試験配信中に発生した課題や取り組むべき事案があるとして、試験配信期間を3カ月延長することを決定した。

 radiko.jpでは、在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の放送を、CMも含め、放送エリアに準じた地域に同時に配信している。PCのウェブブラウザーやガジェット、iPhoneアプリ、Androidアプリで聴取できる。


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(永沢 茂)

2010/8/16 12:22