NTT東、SaaSの「光ソフト」個人向けにも提供、年賀状ソフトなど月額料金で


 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、フレッツ回線の利用者向けに提供しているSaaS型サービス「光ソフト」において、コンシューマー向けの展開を10月1日より開始する。ハガキ作成ソフトなどを月額料金で利用できるようにする。

 「光ソフト」は、市販されているパッケージソフトをネットワーク経由で提供するサービス。従来、業務用ソフトをラインナップし、企業向けに提供していた。

 今回、提供対象を個人ユーザーにも拡大。ハガキ作成ソフトやセキュリティソフト、ユーティリティソフトなどコンシューマー向けソフトを拡充する。まずは10月1日より、ソースネクストの「ウイルスセキュリティ on フレッツ」(月額350円)などを提供開始。11月1日からは、「ソースネクスト 筆王 Ver.15 on フレッツ」、ジャングルの「筆ぐるめ on フレッツ」、ルートプロの「はがき作家」(いずれも料金未定)などを提供する。

 NTT東日本では、フレッツ回線経由で手軽に購入できるほか、ハガキ作成ソフトを年賀状シーズンだけ使うなど、レンタル感覚で利用できるとしている。

 利用にはIPv6通信が必要で、フレッツ 光ネクスト、Bフレッツ、フレッツ・ADSL(フレッツ・ドット・ネットの契約が必要)の契約者が対象となる。対応OSは、Windows 7/Vista/XP(64bit版は未対応)。初回のみ専用ツールのインストールが必要だが、ソフト本体は仮想化技術によりサーバーから配信されるため、PCにインストールぜずに利用開始できるという(一部、ソフトによってはインストールが必要な場合もある)。


関連情報

(永沢 茂)

2010/9/30 19:05