バッファロー「LinkStation」に、4ドライブ搭載・最大8TBの高機能NAS新製品


LS-QVL/R5シリーズ

 株式会社バッファローは10日、NAS製品「LinkStation」シリーズにおいて、4ドライブ搭載の新製品「LS-QVL/R5シリーズ」を11月下旬に発売すると発表した。希望小売価格は、8TB(2TB HDD×4基)の「LS-QV8.0TL/R5」が13万6000円(税別)など。

 LS-QVL/R5シリーズは、4ドライブ構成のNAS製品で、RAID0/1/5/10の4つのRAIDモードに対応する。搭載している4基のHDDを別々のドライブとして扱う通常モードでの使用も可能だ。また、最新CPUを搭載することで、従来モデルに比べてデータ転送速度が高速化されているという。

 LinkStationに保存しているデータに、外出先からインターネット経由でアクセスできる「WebAccess」機能を搭載。iPhone/iPod touchからアクセスするための専用アプリ「Web Access i」、iPad向けの「Web Access i HD」も用意しているほか、NTTドコモの携帯電話の「ポケットU」からのアクセスにも対応している。このほか、写真共有サイト「Flickr」のアカウントとLinkStationに設定した共有フォルダーを連動させたり、無線LAN機能搭載のSDカード「Eye-Fi」からLinkStationに写真を自動アップロードする機能などもある。

 インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tの有線LANが1ポート、USB 2.0が1ポート。デバイスサーバー機能によりUSB接続したプリンターやスキャナーなどをLAN内のPCから使ったり、USB接続のHDDで容量を増設することが可能だ。DTCP-IPに対応しており、デジタルテレビの録画用HDDとしても使用できる。本体サイズは、約150×150×230mm(幅×高さ×奥行)、重量は約5.5kg。

 容量ラインナップは、8TBのほか、4TBモデル(1TB HDD×4基)の「LS-QV4.0TL/R5」が8万5000円、2TB(500GB HDD×4基)の「LS-QV2.0TL/R5」が6万3600円(いずれも希望小売価格、税別)。


フロントパネルを外した状態背面

 1ドライブ搭載の「LS-QVL/1Dシリーズ」も同じく11月下旬に発売する。容量ラインナップは、2TBの「LS-QV2.0TL/1D」が4万2300円、1TBの「LS-QV1.0TL/1D」が3万7000円 (いずれも希望小売価格、税別)。こちらのシリーズはHDDベイが3基残っているため、必要に応じて増設でき、RAID0/RAID1/5/10にも対応する。

 バッファローではこのほか、NAS製品「TeraStation」を大量導入している企業のための集中管理ソフト「BN-ADT/NAS」を11月中旬に発売する。希望小売価格は1万円(税別)。対応する製品は、「TS-HTGL」「TS-RHTGL」「TS-RXL」「TS-WXL」「TS-XEL」「TS-XHL」「TS-XL」の各シリーズ。


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(永沢 茂)

2010/11/10 15:46