プラネックス、11n&ギガビット対応無線LANルーター「MZK-WG300NX」


「MZK-WG300NX」

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は19日、IEEE 802.11n/b/g対応無線LANルーターの新製品「MZK-WG300NX」を発表した。11n使用時の通信速度は最大300Mbps。また、有線LAN部は全ポートとも1000BASE-T対応。12月中旬発売予定で、メーカー発表の参考価格は1万500円。

 MZK-WG300NXでは、有線接続用のWAN1ポートとLAN4ポートがギガビット(1000BASE-T)化。WAN-LAN間のスループット930Mbpsを公称するなど、プラネックスのルーター製品ラインアップの中でも「フルスペックモデル」と位置付けられている。なお、本体デザインはイタリアのデザイナーが担当。曲線を多用した独特の外観に仕上げた。

 本体底面にはUSBポートを備えており、外付けHDDやフラッシュメモリー、メモリーカードリーダーなど各種ストレージを接続することで、保存データをネットワーク経由で閲覧する「メディアサーバ」機能が利用できる。また、USBポートに3G(携帯電話)データ通信アダプターを接続して、インターネット接続を共有することも可能。メディアサーバ機能と3G接続機能は、USBハブを併用すれば同時使用することができる。

 また、省エネ面では「Energy Efficient Ethernet(EEE)」に対応。有線LAN通信時に使用していない帯域のMAC層への電源供給を停止する「LPI」、トラフィック量に応じた伝送速度調整によってチップセット消費電力を抑える「RPS」の2つの機能をサポートしており、LANケーブルを挿入した状態でも自動的に節電を行ってくれる。無線LANの通信状況に応じて自動的に消費電力を調整する「アクティブエコ」も従来モデル同様サポートしている。

 このほか、「WPS」による無線LAN簡単設定をサポート。本体底面のスイッチを使って動作モード(ルーター、アクセスポイント、コンバーター)を切り替えることもできる。

 無線LANセキュリティ方式はWPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WEP(128ビット/64ビット)に対応。最大5つまでのSSIDを同時に設定できる。

 本体サイズは約152×59×161mm(幅×奥行×高)、重量が約310g。なお、「MZK-WG300NX」にUSB接続用の無線LANアダプター「GW-USEco300」をセットした「MZK-WG300NXPU」も同時発売する。こちらの参考価格は1万2600円。


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(森田 秀一)

2010/11/19 17:16