米Intel、McAfee買収を完了~連携の初成果は年内にも


 米Intelは2日(現地時間)、米McAfeeの買収を完了したと発表した。McAfeeは今後も自社ブランドでセキュリティ製品・サービスを開発・販売していく。

 今回の買収は、「急増するサイバー脅威や将来的に必要されるセキュリティに対し、全く新しい方法で取り組むことを目的としたもの」で、「現在のセキュリティ手法では、PC・モバイルデバイス・ワイヤレスデバイス・テレビ・自動車・医療機器・ATMなど、膨大な数の新しいインターネット接続デバイスに十分な対処は不可能。ソフトウェア・ハードウェア・サービスを巻き込んだ根本的に新しい手法が必要」という。

 今後両社は、コンピューティングやコネクティビティがもたらす可能性を人々が安全に活用できるよう連携をすすめ、戦略的パートナーシップの初の成果を年内に市場投入する計画としている。

 なお、McAfeeはIntelのソフトウェア&サービス事業本部の傘下に入る。同事業本部を管理するのは、Intelのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのリネイ・ジェームズ氏で、McAfee社長のデイヴィッド・デウォルト氏はジェームズ氏に直属する。


関連情報


(川島 弘之)

2011/3/3 06:00