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全国の「鉄道駅別の乗降客数」を地図上で表示・比較できる無料ツールも登場

統計データを可視化するウェブダッシュボード、新たに4種類を神戸市が追加公開

 神戸市は9月30日、全国の統計データをもとにした4つのダッシュボード(複数の情報をまとめて表示するツール)をウェブサイト「神戸データラボ」にて新たに公開した。神戸市民や自治体職員だけでなく、誰でも無料で自由に利用可能だ。

 新たに公開したダッシュボードは以下の4種類。

住宅・土地統計調査

「住宅・土地統計調査(2013年、2018年、2023年)」の結果をもとにしたダッシュボードで、全国・都道府県・政令指定都市ごとの住宅数、世帯数、空き家率の推移、借家の家賃分布などを調べることが可能。

住宅・土地統計調査

就業構造基本調査

「就業構造基本調査(2012年、2017年、2022年)」の結果をもとにしたダッシュボードで、全国・都道府県・政令指定都市ごとの有業率、雇用形態別割合、育児休業制度等の利用率、共働き世帯の割合を調べられる。

就業構造基本調査

鉄道駅別の乗降客数

「国土数値情報『駅別乗降客数』(2012年~2023年)」をもとにしたダッシュボードで、全国の駅の乗降客数を、地図上で周囲の駅と比較して調べられる。

鉄道駅別の乗降客数

国勢調査(就業状態等基本集計)

「国勢調査 就業状態等基本集計(2020年)」の結果をもとにしたダッシュボードで、都道府県・市区町村ごとの未婚率、就業率、完全失業率などを条件で絞り込みながら調べることが可能。

国勢調査(就業状態等基本集計)

 神戸市は2023年2月、国勢調査などの統計データに基づいて作成した全国の人口移動や就業状況に関するダッシュボードを初めて公開。以降、順次ダッシュボードを追加しており、第4弾となる今回の追加により、これまでに公開したものも含めてダッシュボードの総数は計12種類となった。

 神戸市以外の自治体や政府関係者も含めてさまざまな人に活用してもらうことにより、全国のオープンデータ活用やEBPM(エビデンスに基づく政策立案)の取り組みを進めることを目的としている。