EPUB3のコンテンツ製作技術を競うコンテスト、イーストが開催


 イースト株式会社は1日、EPUBポータルサイト「epubcafe」で、EPUB3によるコンテンツの製作技術を競う「第1回EPUB3コンテスト」を開始した。応募期間は5月31日まで。

 EPUB3コンテストは、株式会社インプレスR&Dの協賛、一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)の協力により実施。EPUB3で利用可能なCSSプロパティを使って、どのような作品が作り出せるかを競う。現時点では、EPUB3出版物を作成することは難しいため、EPUB3出版物に含まれるEPUB content document(およびそこから参照されるCSS、SVG、MathML、JPEG、PNGなどのファイル)を対象とする。

 EPUB3では日本語の縦書き表示にも対応することが注目されるが、コンテストではEPUB3で利用可能なプロパティを利用していれば縦書きにはこだわらず、単純なレイアウトから雑誌風の凝ったレイアウトまで、EPUB3でどこまで表現できるかを競うとしている。

 応募作品は即日一般公開され、Twitterのハッシュタグ「#epubcon」でユーザーからのコメントも受け付ける。コンテスト期間中の改訂も可能で、結果発表は6月中旬の予定。優秀作品にはiPad 2(32GB)が贈られる。

 また、epubcafeでは、EPUB3に対応した出版物の制作者向けチュートリアルと、ビューアーソフトなどの開発者向けガイドラインを公開した。


関連情報


(三柳 英樹)

2011/4/4 06:00