Adobe、Flash Playerの脆弱性修正アップデートを公開
米Adobe Systemsは15日、Flash Playerの脆弱性を修正した最新バージョン(10.2.159.1)を公開した。Windows版、Mac版、Linux版、Solaris版ともAdobeのサイトからダウンロードできる。
Adobeでは、Flash PlayerとAdobe Reader/Acrobatに新たな脆弱性が発見されたとして、4月11日にセキュリティアドバイザリを公開していた。この脆弱性を悪用して、WordやExcelにFlashファイルを埋め込む形での標的型攻撃も既に確認されている。
今回のアップデートはこの脆弱性を修正するもので、Adobeでは全てのユーザーに対して最新版へのアップデートを推奨している。Flash Playerを内蔵しているGoogle Chromeについては先行して4月14日に脆弱性を修正したバージョンが公開されており、Android版のFlash Playerについては4月25日の週に修正版を公開する予定。
Adobe Reader/Acrobatについては、4月25日の週に修正版を公開する予定。また、Windows版のAdobe Reader Xについては、保護モードによりこの脆弱性に対する攻撃を回避できるため、6月14日に予定している定期アップデートで対応する予定としている。
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(三柳 英樹)
2011/4/18 12:18
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