「Google Chrome 10」最新安定版、Flashの脆弱性を修正


 Googleは14日、ウェブブラウザー「Google Chrome 10」の安定版をバージョン10.0.648.205へとアップデートした。Windows/Mac OS/Linux/Chrome Frameに対応する。

 Google Chromeでは、Flash Playerプラグインの機構が統合されており、今回の最新安定版では、脆弱性を修正したFlash Playerの最新バージョンが含まれている。

 Flash Playerのこの脆弱性は、Adobe Systemsが11日付のセキュリティアドバイザリで存在を公表していたもので、これを悪用した標的型攻撃もすでに確認されているという。

 これに対してAdobe Systemsでは、同社が配布している通常のFlash Playerプラグインについて、脆弱性を修正したWindows/Mac OS/Linux/Solaris向けの最新バージョンを15日に公開する予定だと発表している。今回、Google ChromeのFlash Playerプラグインがこれらより1日早くアップデートされ、脆弱性に対応したかたちだ。

 Google Chromeのバージョン10.0.648.205ではこのほかにも、3件の脆弱性(うち1件はWindows版のみ)を修正している。


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(永沢 茂)

2011/4/15 13:57