Mozilla、Auroraチャンネルで「Firefox 6」開発版を公開


Auroraチャンネルで公開されたFirefox 6.0a2

 Mozillaは27日、ウェブブラウザー「Firefox」の開発バージョンを公開している「Aurora」チャンネルで、「Firefox 6」に向けたバージョンの公開を開始した。英語版のみの公開で、Firefoxの「Future Releases」のページからダウンロードできる。

 今回公開されたAuroraチャンネルのバージョン番号は「6.0a2」となっており、現在ベータ版が公開されているFirefox 5のさらに次のバージョンとなる。

 Auroraチャンネルのリリースでは、HTML5などへの対応を強化したほか、ウェブサイトごとにプライバシー情報の制御を行える「Data Management Windows」の機能を追加。アドオンマネージャーやタブ管理機能「Panorama」の強化のほか、ウェブ開発者向けの機能強化などが行われている。

 Mozillaでは、Firefoxのリリースチャンネルとして、開発者向けの「ナイトリービルド」、次期バージョンのテストを行う「ベータ版」、一般に公開する「最終版」の3つを提供してきたが、4月からは「ナイトリービルド」と「ベータ版」の間に相当する新チャンネル「Aurora」を設置。Auroraは、ベータ版よりも早く最新機能を試すことができるチャンネルとして公開している。


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(三柳 英樹)

2011/5/30 14:12