ラネクシー、個人向けバックアップ&復元ソフト「ShadowProtect4 Personal」


ShadowProtect4 Personal

 株式会社ラネクシーは、米国ユタ州のStorageCraft Technology社が開発した個人向けバックアップおよび復元ソフト「ShadowProtect4 Personal(シャドウプロテクト4 パーソナル)」のパッケージ版を8月4日より販売開始した。価格は9800円。ダウンロード版は5500円で、7月15日からVectorなどで販売している。

 今回のVer.4では新たにバックアップイメージを仮想マシンとして起動する「VirtualBoot機能」を搭載。バックアップしたイメージファイルを右クリックすることにより、Oracle VM VirtualBox上で動作する仮想マシンとして起動することができ、アプリケーションを利用したり、データにアクセスすることが可能となった。

 また、バックアップイメージをローカルディスクとしてマウントする「ファイル/フォルダ復元」機能、内容の確認や、個別のファイルの取り出しが可能になった。を行うことができます。これにより、ディスク全体の復元の手順を踏まずに必要ファイルやフォルダを個別に復元することができる。

 起動中のPCを止めることなくバックグラウンドでバックアップを行うホットイメージバックアップと、製品DVDから起動してバックアップと復元を行うコールドイメージバックアップの両方に対応するほか、定期的に自動バックアップができるスケジュール機能も搭載。増分バックアップと差分バックアップ機能も搭載した。

 ラネクシーによれば、システムが壊れて起動しなくなったPCでも、ShadowProtectの製品CDからWindows PE(Windows Preinstallation Environment)ベースの復元環境を起動することができ、数多くのデバイスが認識可能なため、起動できないPCでもデータの取り出しが可能だという。

 そのほか、HIR(Hardware Independent Restore)機能を搭載、バックアップイメージを異なるPCや仮想環境で復元できる機能も備えた。ただし、ハードウェアを直接制御するドライバーソフトなどは、機種によって移行先のハードウェアに適したものを別途手動で導入する必要がある。また、Windows OSのライセンスについてもアクティベーションにより移行先で正常に動作しない可能性がある。この場合、ユーザー自身がマイクロソフトのサポート窓口に連絡してライセンスを移行する必要がある。

 パッケージ版は通常版9800円のほか、カデミック版7500円、特別優待版6500円を用意。ダウンロード版は通常版5500円、特別優待版が4500円。

 


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(工藤 ひろえ)

2011/8/4 10:12