Mozilla、近日公開の「Firefox 8」ベータ版の機能を紹介


 Mozilla Japanは26日、近日中にベータ版の公開が予定される「Firefox 8」の新機能を紹介した。

 米国時間9月27日には「Firefox 7」正式版の公開が予定されている。Firefox 7では、メモリ使用量の削減やロケーションバーの改良、Firefox Syncによる同期の高速化などが行われる。

 Firefox 7が正式版になることに伴い、Firefox 8の開発はベータチャンネルに切り替わり、数日中に最初のベータ版が公開される予定となっている。ベータ版では、基本的に安定性や互換性の修正が行われるのみで、新機能は追加されない。

 Firefox 8では、アドオンの管理機能が強化され、外部のプログラムがFirefoxのアドオンをインストールする際にもユーザーに確認するようになる。これにより、ユーザーの確認なしにアドオンがインストールされることがなくなる。

 また、Firefoxの再起動時に現在のタブだけを読み込み、他のタブは選択されるまで読み込まないようにすることで起動時間を短縮する設定の追加や、タブの並べ替えや分離の際の操作性改良などを行っている。

 ウェブ開発者向けには、HTML5のmenu要素をサポートすることで、ウェブアプリケーション独自の右クリックメニューが定義できるようになる。このほか、insertAdjacentHTML()メソッドや、WebGLのクロスドメインテクスチャーがサポートされる。

 Android版では、マスターパスワード機能をサポートし、他のPCとのパスワードの同期にも対応。ホーム画面にウェブページのショートカットを作成する機能や、コピーしたURLに1ステップでアクセスできる「張り付けて移動」メニューの追加などが追加される。


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(三柳 英樹)

2011/9/26 18:49