経産省、インフォグラフィックスの投稿サイトを公開


 株式会社ロフトワークは10月31日、日本を変えるインフォグラフィックスを集めることを目的とする経済産業省主催のプロジェクト「ツタグラ」の正式運用を開始した。インフォグラフィックスとは、インフォメーションとグラフィックをかけあわせた造語。情報をグラフィックで表現することにより、わかりやすく伝えられるという。

 ツタグラとは、伝わるグラフィックの略。プロジェクトは、インフォグラフィックスが投稿できるウェブプラットフォーム「ツタグラ」と、カンファレンスやワークショップなどのリアルイベントという2つの場で展開する。10月31日にウェブサイトを開設したほか、12月17日にはデザイナーの原研哉氏らを招き、カンファレンスを開催する。

 オンラインもしくはオフラインのイベントでは、専門家が環境問題や働き方など社会的なテーマの「お題」と「データ」を提示。一方、クリエイターはお題を元に作成したインフォグラフィックスを、オンラインで共有しやすくなる著作権ルール「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」を付与する形で投稿できる。専門家やクリエイター以外のユーザーも、作品に関してサイト上やソーシャルメディア上でコメントを寄せられる。

 また、プロジェクトには、テーマ選定や作品へのフィードバックを行う、アドバイザリーボードとして、高木美香氏(経済産業省)、林千晶氏(ロフトワーク)、福田敏也氏(777 Interactive)、土谷貞雄氏(くらしの良品研究所)、松村太郎氏(慶應義塾大学SFC研究所)が参加する。


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(増田 覚)

2011/11/1 13:22