DeNAがプロ野球参入を表明、球団名は「横浜DeNAベイスターズ」


 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は4日、同日開催の取締役会で、株式会社東京放送ホールディングス(TBS HD)および株式会社BS-TBSから、株式会社横浜ベイスターズの発行済み株式の66.92%を取得することを決議し、TBS HDおよびBS-TBSと株式譲渡契約を締結したと発表した。

 既に日本プロフェッショナル野球組織への加盟申請を行なっており、球団名については「横浜DeNAベイスターズ」を予定しているという。

 DeNAではプロ野球参入の目的について、「これからの日本プロ野球の発展に寄与するためにも、球団経営に新しい風を吹かせたいと考えています」と説明。DeNAが運営する「Mobage(モバゲー)」と野球を組み合わせたエンターテインメントの提供により、来場できないファンも楽しめる環境をつくることや、「Mobage」ユーザーがプロ野球ファンになるようなコンテンツの開発など、新しい可能性に挑戦するとしている。

 球団の本拠地については、「これまで以上に横浜に根付いて、ファンの皆様に愛されることを目指します」として、そのためにはファンや地元企業、横浜市などの協力が不可欠で、球団と球場が一体となった運営を目指し、地域社会に貢献していきたいと説明。DeNAが横浜ベイスターズと同様にファンに親しみを持ってもらうためには長い年月が必要だと考えており、長期に球団を保有することを前提に加盟申請を行ったとしている。

 チーム運営については、新規参入が正式決定した場合のことを想定して検討を並行して行なっており、ゼネラルマネージャーや監督の人選を行なっていくと説明。球団名については、「地域との親和性を勘案し、従来の横浜ベイスターズファンからも引き続き親しみを持っていただけることを重視し、かつ、DeNAの事業との連携によりファン獲得を積極的に推進することを目指し、『横浜DeNAベイスターズ』として申請した」としている。


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(三柳 英樹)

2011/11/4 15:18