NTT3社、「防災とボランティア週間」に災害用伝言板の体験サービスを開放


 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)、NTTコミュニケーションズの3社は13日、「災害用伝言ダイヤル(171)」および「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」の体験利用サービスを実施すると発表した。期間限定で、15日朝9時から21日土曜17時まで。

 「災害用伝言ダイヤル(171)」は、大規模災害の発生地へ安否確認の電話が殺到し、通話しにくくなる事態の解消を目的とした音声伝言板サービス。電話から171番へ発信し、自宅の電話番号などを登録することで利用できる。1995年1月15日に発生した阪神・淡路大震災の教訓をもとに開発された。

 また「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」もほぼ同様のサービスだが、PCや携帯電話のブラウザーから利用できるのが特徴。文章に加え、音声・画像ファイルの登録も可能となっている。

 「災害用伝言ダイヤル(171)」および「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」は、大規模災害が実際に発生した場合にのみ運用されるサービスだが、操作方法やシステムに登録する電話番号の確認などを目的に、毎月1日および15日、正月3が日、9月1日を中心とした防災週間にも体験サービスを提供している。今回は1月15日にスタートする「防災とボランティア週間」に合わせて実施する。

 「災害用伝言ダイヤル(171)」の体験利用にあたっては、一般通話と同等の通話料金がかかる。「災害用ブロードバンド伝言板(web171)」については、プロバイダー料金などを除いて無料で利用できる。


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(森田 秀一)

2012/1/13 17:33