ブクペ、ユーザーが投稿した本のPOPをAPI提供、「丸善&ジュンク堂」で表示


 株式会社ブクペは14日、同社が運営する「ブクポップ」が保有する本のPOPのデータを「丸善&ジュンク堂ネットストア」にAPI提供すると発表した。ブクポップは、一般ユーザーが書店員になったつもりでお勧めの本のPOPを自作して投稿できるサイト。2月12日現在、約900点のPOPが投稿されているという。API提供により、これらのPOPが丸善&ジュンク堂ネットストア内の書籍ページに表示される。

POP掲載前の書籍ページPOP掲載後の書籍ページ

 ブクペでは、リアル書店における本選びを魅力的にしている要因の1つとして、本のプロである書店員が「良い本だから、ぜひ読んで欲しい」という思いを込めて作成した手書きPOPの力があると指摘。従来のオンライン書店になかったグラフィカルなPOPの画像を表示することで、丸善&ジュンク堂ネットストアでの販売促進につながるとしている。

 今後、一般ユーザーがブクポップにPOPを投稿すると、丸善&ジュンク堂ネットストアにも掲載される。また、全国の丸善とジュンク堂の店頭にあるPOPも、同ネットストアおよびブクポップ上でも見られるようになる。

「ブクポップ」に投稿されているPOPの例

 ブクペでは、本の要点まとめをユーザーが投稿できるサイト「ブクペ」も展開しており、2月12日現在、約3000件のまとめがあるという。これらのまとめも丸善&ジュンク堂ネットストアにAPI提供し、商品概要として表示することを予定している。


関連情報


(永沢 茂)

2012/2/14 16:00