書店員になったつもりで本のPOPを自作、ソーシャルサイト「ブクポップ」公開


 本の要点をまとめておくためのソーシャルサイト「ブクペ」を運営する株式会社ブクペが5日、本に関する新たなソーシャルサイト「ブクポップ」を公開した。各書店でお勧めの本の内容を紹介するのに設置しているような手作りポップ(POP)を、ユーザーが書店員になったつもりで作ってみることができるサービスだ。利用にはTwitterアカウントでのログインが必要。

 POPを作成したいお勧めの本は、Amazon.co.jpに登録されている商品から選択する仕組み。作成方法は、1)手書き原稿などのスキャン画像や写真など画像データをそのままアップロードする方法、2)ブクポップ上に用意された背景テンプレートを選択してテキストを入力する方法――の2通りがある。

 作成したPOPは、本の表紙画像やAmazon.co.jpへのリンクとともに公開される。「POPを印刷する(書店様用)」というリンクもあり、ブクペでは、作成したPOPが書店で利用される可能性もあるとしている。

 また、投稿したPOPのページビュー数などに応じた報酬支払いシステムを導入予定だとしており、現在準備中となっている。

 ブクポップの公開にあわせて、リアル書店と連携したPOPコンテストを10月31日まで実施する。MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の書店員が選んだ優秀作品を、同店でPOPとして利用するという。対象書籍は、マンガや小説などジャンルを問わない。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」などの課題図書もあり、これについては出版社からの特別賞が設けられる。

 さらに9月中旬からは、MARUZEN&ジュンク堂書店で利用されている手書きポップをブクポップ上で見られる特別コンテンツも公開する予定。


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(永沢 茂)

2011/9/7 14:49