Windows 8の「Release Preview版」を6月第1週に公開、従来のRC版に相当

「Windows Developer Days」で開発責任者が言及


Microsoft Windows&Windows Live担当プレジデントのスティーブ・シノフスキー氏

 米Microsoftは24日、Windows 8の新たなマイルストーンとして、2012年6月第1週にRelease Preview版を公開することを明らかにした。同日より東京で開催されているイベント「Windows Developer Days」の基調講演において、Microsoft Windows&Windows Live担当プレジデントのスティーブ・シノフスキー氏が言及したもの。

 Release Preview版はこれまでのRC版にあたるものだが、詳細については触れられていない。関係者によると、インターフェイス周りでの大幅な変更はないとみられるが、新たな機能が追加される可能性もあるという。

 基調講演当日の朝に、シノフスキー氏自らが公表することを決めたとのことで、日本から世界に向けてWindows 8に関する新たな情報が発信された格好だ。

 シノフスキー氏は、「私は日本は大事な市場であると考えており、ここで大きな発表をすることが大切である」とし、「これはWindows 8の開発が順調に進んでいることの証明」などとした。

 なおWindows Developer Daysは、開発者などを対象に開催したもので、日本で初めてWindows 8に関する最新技術情報を提供する場となった。同社では、「実践的なプログラムを通じ、次期バージョンのオペレーティング システムとなるWindows 8の可能性と技術を学べる2日間」と位置づけている。


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(大河原 克行)

2012/4/24 16:27