楽天、ブラジルでネットショッピングモールをオープン


 楽天株式会社は、ブラジルでインターネットショッピングモール「Rakuten.com.br Shopping」を現地時間24日にグランドオープンしたと発表した。

 日本の「楽天市場」と同様のB2B2C型のモールで、年内に出店数800店、取り扱い商品数200万点が目標。中長期的には、日本の楽天市場をはじめ、世界各国における楽天グループ傘下のECサイトとの連携も検討していく。

Rakuten.com.br Shopping

 楽天は2011年6月、小売業者向けSaaS型EC事業プラットフォームを提供するブラジルIkeda社(現在のRakuten Brazil)を買収。同年11月、インターネットショッピングモールのベータ版を稼働させるなど、準備を進めてきたという。

 楽天では、ブラジルは約2億人という世界第5位の人口を擁し、インターネット利用者数も8000万人と南米最大と説明。EC分野においても非常に大きな成長が見込まれるとしている。

 なお、中国におけるインターネットショッピングモール事業については、Baiduとの合弁により提供していた「楽酷天」を5月末で終了することを、4月20日付で決定したと発表している。


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(永沢 茂)

2012/4/25 16:20