書店サイト「honto」がリニューアル、「bk1」を統合、リアル書店とも連携


 株式会社トゥ・ディファクト、大日本印刷株式会社(DNP)、株式会社NTTドコモ、丸善CHIホールディングス株式会社の4社は17日、ハイブリッド型書店サイト「honto」をリニューアルオープンしたと発表した。DNPグループのオンライン書店である「bk1」のシステム/サービスを統合したほか、リアル書店との連携も開始する。

 hontoは、紙と電子の書籍をワンストップで購入できるサービス。紙・電子を横断して検索可能で、商品ページには両方の商品が表示されるため、いずれかを選択して購入できる。電子書籍は専用ビューアー/アプリで閲覧する仕組みで、Windows、iOS、Androidに対応している(書籍により対応デバイスは異なる)。

 ユーザーには「電子本棚」が用意され、honto内で購入した電子書籍が自動的に登録されるほか、紙の書籍についてもタイトルなどの書誌情報が登録され、レビューや評価などの情報を発信できるという。hontoでの購入に応じたポイント付与サービスも開始する。

honto

 さらにリアル書店とも連携する。6月下旬以降、リアル書店において「hontoポイントカード」のサービスを開始。リアル書店で購入した本にもポイントを付与するとともに、同カードを利用して購入した紙の書籍の情報も電子本棚に自動登録できるようにする。連携する書店としては、丸善、ジュンク堂、文教堂の首都圏旗艦店から中心にスタートし、順次拡大する予定。また、hontoのサイト上からリアル書店の在庫検索も行えるようにしていく。

 なお、トゥ・ディファクトは2011年1月より、NTTドコモのスマートフォン向けに電子書籍ストア「2Dfacto」を提供していたが、今回、その名称をhontoに変更して新サービスを提供していくことにした。


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(永沢 茂)

2012/5/18 06:00