角川「BOOK☆WALKER」がEPUB3対応へ、ACCESSとビューアーを共同開発


 株式会社角川グループホールディングス、株式会社角川コンテンツゲート、株式会社ACCESSの3社は6日、角川グループの電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」向けにEPUB3準拠の電子書籍ビューアーの開発に着手し、8月をめどに提供開始すると発表した。

 電子書籍ビューアーは、ACCESSの「NetFront BookReader EPUB Edition」をコアエンジンンとして、角川コンテンツゲートの開発によるBOOK☆WALKER独自の機能とサービスを付加する。独自機能の例としては、角川グループの強みであるライトノベル作品においてイラストがより大画面で楽しめる機能や、デバイス間の共有しおり機能などを予定する。

 また、これまでBOOK☆WALKERを利用するためにはスマートフォンやタブレット端末に専用アプリをインストールする必要があったが、EPUB3への対応に合わせて、PCブラウザーでの閲覧も可能になるという。

 角川グループではACCESSの技術支援を受け、角川グループ標準のEPUB3作成規程を制定し、現在グループ各社が保有する約5000タイトルの電子書籍すべてのEPUB3対応を推進していくとしている。BOOK☆WALKER以外の提携電子書籍ストアにも、EPUB3の電子書籍データ提供を行なっていく予定。


関連情報


(三柳 英樹)

2012/6/7 11:46