リアルFacebook通知ガジェット「NOTICE」、米Kickstarterに出品


 Facebookに届く友達申請、メッセージ、お知らせを最大99件までLED表示するガジェット「NOTICE(ノーティス)」のプロジェクトチームが7日、米大手クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援の公募を開始した。国内向けには45ドルからの支援プランがあり、Amazon Payment経由から支援できる。

 NOTICEは、PC/MacにUSB接続して使うガジェット。例えば友達からメッセージが届くと、ブラウザーを開いていなくてもNOTICEが着信音とともに知らせてくれる。付属の専用アプリから着信音のON/OFFを切り替えたり、お知らせが何通か貯まるまで通知しないモードを設定することもできる。

 本体の大きさは107×20×38mm、重さは約50g。USBケーブルが付属する。アプリの対応OSはWindows 7/Vista/XPもしくはMac OS X 10.4以降。対応予定言語は英語と日本語。

 Kickstarterは、世界最大規模のクラウドファンディングサービス。インターネットを介して不特定多数の人々にプロジェクトの支援を呼びかけ、比較的少額の資金を支援者から調達し、製品やサービスをリリースする開発資金公募サービスだ。

 今回は9月20日までに2万ドルを調達できればプロジェクトが成立する。プロジェクトの支援プランは45ドル、80ドル、500ドルの3種類。例えば45ドルを支援した人にはNOTICEが1台送料無料で届くなど、支援額に応じた見返りが得られる。目標金額の2万ドルに達しなかった場合、支援金は返金される。

 NOTICEを出品したのはBsize株式会社の八木啓太代表が主催するプロジェクトチーム「team NOTICE team」。同チームには八木氏のほか、株式会社Cerevoと株式会社鳥人間で構成。Cerevoはクラウドファンディングへの出品と量産のサポート、鳥人間は電子回路とソフトウェアの設計、八木氏は企画、運営、設計、製造などを担当した。

 なお、目標金額達成後に製品が完成しないケースについて八木氏は、「設計や量産コストの算出は完成しており、資金が目標に達したにもかかわらずプロジェクトが中止することはまずない」と前置きした上で、万が一製品が完成しなかった場合には「全額返金を予定」と説明している。


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(増田 覚)

2012/8/7 15:19