ロジテック、3G/LTE対応無線ルータ「LAN-W300N3L」

「LAN-W300N3L」。直販サイト価格は5980円

　ロジテック株式会社は9月7日、通常の有線固定回線のほか、NTTドコモ、au、イーモバイルのUSBデータ通信アダプタを使った3G/LTE通信に対応する無線ルータ「LAN-W300N3L」を9月中旬より販売開始すると発表した。標準価格は6600円。ロジテックの直販サイト、ロジテックPROでは5980円で予約を受け付けている。

　「LAN-W300N3L」は、ふだんパソコンなどで使用しているUSBタイプの3G/LTEデータ通信アダプタをUSBポートに装着することで、モバイル回線を使ってインターネット接続ができるIEEE 802.11n/g/bに準拠した無線ルータ。対応するUSBデータ通信アダプタはNTTドコモ「L-03D」、イーモバイル「GD01」、au「DATA07」など。iOSやAndroid OS搭載のスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機、無線対応プリンタなどを複数台、同時に接続することができる。

　同時利用できる機器は、スマートフォンやタブレットなら3台まで、パソコンなら4台まで、ゲーム機なら3台まで。パソコンのみ利用の場合は、同時接続台数は10台まで。通信距離は30mまでが目安となっているが、この通信距離は環境により異なる。

　設定は、スマートフォンやタブレット向けの設定画面からインターネット回線の設定ができるアプリ「QRでかんたん接続」を使うことで、パソコン持っていないユーザーも初期設定を行える。「QRでかんたん接続」は、App StoreからiOS用アプリを、Google PlayからAndroid用アプリを無料でダウンロードできる。

　有線LANのコネクタも3つ装備しており、ネットワークテレビやNAS、デスクトップパソコンなど様々なインターネット対応機器を接続して利用できる。

　また、サイレックス社のUSBデバイスサーバー機能も装備。同一ネットワーク上にある各パソコンに 「USB 機器管理ツール」をインストールすることで、USBポートに接続したUSBプリンターなどのUSB機器を共有できる。USBハブを使えば、最大4台のUSB機器を共有し、切り替えて使用できる。

接続例

同時接続台数と距離の目安

　対応周波数帯域は2.4GHz帯。セキュリティ方式は、WPA2-PSK（AES）、WPA-PSK（TKIP）、WEP（128／64bit）に対応する。設定はWPS2.0対応。コネクタは、WAN側RJ-45×1ポート、LAN側RJ-45 ×3ポート、USB 2.0ポート×1を装備。サイズは24×120×145mm（スタンドは含まず）、重量は約180g（本体のみ）。