ロジテック、PoE給電対応スイッチングハブなど法人向け5製品を新発売


PoE給電対応スイッチングハブ「LAN-GSW08ES8M3」。PoE受電対応のIP電話や無線LANアクセスポイントに対して、LANケーブル経由で電力を供給できる

 ロジテック株式会社は23日、PoE(Power over Ethernet)による給電に対応した8ポート仕様のスイッチングハブ「LAN-GSW08ES8M3」など、有線LAN製品5機種を発表した。標準価格は8295円~3万1290円で、10月上旬から11月上旬にかけて順次発売する。いずれも、法人の使用を想定した「コーポレートモデル」という位置づけで、有料保守サービスも提供する。

 LAN-GSW08ES8M3は、全8ポートともギガビット(1000BASE-T)仕様で、PoE給電にも対応。ポート1~4はIEEE802.3af/at準拠で最大31.5W、ポート5~8はIEEE802.3af準拠で最大15.4Wの電力を供給できる。なお、8ポート合計での最大供給電力は126Wまで。

 本体および電源部には日本メーカー製の電解コンデンサーを採用。高信頼性・長寿命を実現したという。また、動作時環境温度は0~50度。ファンレス仕様となっている。11月上旬発売予定で、標準価格は2万6040円。

 構築済みLAN環境にPoEを追加導入するための機器として、PoEインジェクター「LAN-GSW01ES1」も10月上旬に発売する。1000BASE-T対応ポートを2つ備えており、うち1つがIEEE802.3af/at対応の給電用ポート(最大30Wまで)。標準価格は1万3230円。

 このほか、1000BASE-T対応スイッチングハブ「LAN-GSWP/M3」シリーズ3機種は10月上旬発売の予定。搭載ポート数がそれぞれ異なり、8ポート仕様の「LAN-GSW08P/M3」が8295円、16ポート仕様の「LAN-GSW16P/M3」が2万790円、24ポート仕様の「LAN-GSW24P/M3」が3万1290円。

 今回の新製品はいずれも3年保証だが、オプションの有料保守サービスも提供する。故障受付時にすぐ代替機を発送する「デリバリー保守」、製品標準の保証を延長できる「センドバック保守」の2種類があり、保守年数も選べる。一例として、デリバリー保守の5年プランは6000円。なお、保守対象製品の購入から60日以内に手続きを行う必要がある。


PoEインジェクター「LAN-GSW01ES1」24ポート仕様のギガビット対応ハブ「LAN-GSW24P/M3」。8ポート・16ポートのモデルも発売する

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(森田 秀一)

2012/8/24 13:23