コンテンツ力を評価、「Yahoo!ニュース・雑誌」に1300万人が訪問


 「Yahoo!ニュース・雑誌」が右肩上がりで訪問者数を伸ばしており、7月時点で約1300万人に到達した。調査会社のニールセン株式会社が発行するメールマガジン「Nielsen Reporter」10月15日号で明らかにした。訪問者が雑誌であることを意識せずに、雑誌記事タイトルをクリックして記事を読んでいる現象が顕著だという。

「Yahoo!ニュース・雑誌」の訪問者数と1人あたりの訪問回数のトレンド

 Yahoo!ニュース・雑誌では、女性自身やプレジデント、週刊朝日など雑誌サイトの注目を集めている話題やコラムを配信。記事は主にYahoo!トップページのトピックス枠や、トピックス枠の下に位置するスポットライト枠に掲載されている。ニールセンの集計では、7月には52誌が記事を提供していた。

 7月のページビューランキングでは女性自身が1776万PVで最も多く、次いでNEWSポストセブンが1525万PV、プレジデントが817万PVと続いた。雑誌のカテゴリーでは週刊誌やビジネス・マネー誌が上位にランクインし、ゴシップ記事や経済情報の記事がよく読まれていたという。

「Yahoo!ニュース・雑誌」雑誌毎のページビューランキング

 PV以外の特筆すべき点についてニールセンは、1人あたりの訪問回数も増加している点を挙げる。同社によれば、サイトによっては訪問者数が増えると「一見さんの割合も高くなり」、1人あたりの訪問回数が下がることがある。しかし、Yahoo!ニュース・雑誌は取り扱い雑誌数の増加にあわせて訪問者の興味を引く記事も増えているといい、「コンテンツとして優秀さが分かる」と指摘している。

 ニールセンはサイト上で雑誌の記事が読まれることのメリットについて、ブランディングや雑誌サイト自体への送客効果があると説明。その一方、デメリットとしてはネットで掲載された記事を読むだけで満足して雑誌自体は購読されない可能性もあると指摘する。

 ニールセンのアナリストである山田嶺氏は、「近年、雑誌の休廃刊、発行部数の減少といったいわゆる“雑誌離れ”のニュースを目にするようになったが、出版社はメリット・デメリットを念頭に置きつつ、雑誌のコンテンツ力をどう雑誌自体の売り上げに生かすかが重要となりそう」とコメントしている。


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(増田 覚)

2012/10/15 15:57