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Google、冬の大掃除で「Google Sync」を含む複数サービス終了へ

 米Googleは15日、冬の大掃除と題して、Googleのサービスをモバイルやタブレットに同期できる「Google Sync」を含む、いくつかのサービスや機能を終了すると発表した。

 Google Syncは、「Microsoft Exhange ActiveSync」のプロトコルを介して、GmailやGoogleカレンダーにアクセスできるようにするもの。Googleでは9月、オープンプロトコルの「CardDAV」を公開したことで、IMAPやCalDAV、CardDAV経由で同様のアクセスが可能となったことから、2013年1月30日にGoogle Syncを打ち切ることにしたという。

 ただし、既存のGoogle Syncユーザーは、引き続きサービスを利用できる。また、企業や教育機関、政府機関向けの有料クラウドサービス「Google Apps」のユーザーには、サポートを継続する。

 Google Syncの終了にあたって、「Google Calender Sync」を12月14日に終了。また、旧型モバイル機器向けの同期サービス「SyncML」や「Google Sync for Nokia S60」を2013年1月30日に終了する。

 このほか、Googleカレンダーで人気がなかったという「Appointment slots」に加えて、Googleカレンダーのラボ機能である「Smart Rescheduler」や「Add gadget by URL」といった機能も2013年1月4日に終了する。

(増田 覚)