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「Surface with Windows RT」3月15日国内発売、32GBモデルが4万9800円
(2013/3/1 14:22)
日本マイクロソフト株式会社は1日、タブレット端末「Surface with Windows RT」の日本国内での発売を発表した。発売日は3月15日。価格は32GBモデルが4万9800円、64GBモデルが5万7800円。
Surface with Windows RTは、OSにWindows RTを採用し、10.6型(1366×768)ディスプレイを搭載するタブレット端末。米国などでは2012年10月26日に発売しており、今回、日本での発売を発表した。
本体サイズは約275×172×9mm。重量は約675g。CPUはNVIDIA Tegra 3 クアッドコア、RAMは2GB。バッテリー駆動時間は最大約8時間。無線はIEEE 802.11a/b/g/nおよびBluetooth 4.0に対応。720p HDのフロントおよびリアカメラ、microSDXCカードスロット、USB 2.0ポート×1、HDビデオ出力×1、ヘッドホンジャック、マイク×2、ステレオスピーカーを備える。搭載センサーは、光センサー、加速度計、ジャイロスコープ、コンパス。
本体の材質はマグネシウム合金で、背面には本体を自立させるためのキックスタンドを搭載。ソフトでは「Office 2013 RT」を標準搭載し、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteが利用できる。海外版との違いとして、日本版のSurface with Windows RTに搭載されているOfficeは、商用利用も可能なライセンスとなっている。
別売りのカバーは本体に着脱でき、キーボードとしても利用が可能。厚さ3mmで感圧式キーボードの「タッチカバー」は9980円。厚さ6mmで打鍵感のあるキーボードの「タイプカバー」は1万980円(近日発売予定)。本体とタッチカバーのセットモデルも販売され、32GBモデルが5万7800円、64GBモデルが6万5800円。
「タブレットとしても使え、PCのようにOfficeも使える」樋口社長
日本マイクロソフト代表執行役社長の樋口泰行氏は、「Surfaceを本日ここに発表できることを非常に喜んでいる」として、「長らくPCにおいて我々はソフトウェアに専念してきたが、ハードウェアとソフトウェアの両方を1社でまとめあげる、そのスピード感も競争環境上、必要になってきた」と、マイクロソフトがハードウェアも手掛けた理由を説明。
「ハードウェアについては、パートナーの方々と共にやっていくということは今後も変わらないが、これからのWindowsのタブレットやPCを盛り上げていくために、マイクロソフトからもバリエーションの1つとして提供していく」というSurfaceの意義を語った。
樋口氏は、「タブレットとしても使え、キーボードを付ければPCのようにも使える。さらにはOfficeも使える。バリューという意味では比較にならないほど高い」と、マイクロソフトのタブレット端末のメリットを強調。日本国内では1000を超える販売店で取り扱う予定であることを明らかにし、「春商戦のタイミングで店頭に多くの人に来ていただき、盛り上げていきたい」と語った。
販売店については、ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)、ヤマダ電機グループ(ヤマダ電機、ベスト電器)、ヨドバシカメラの各量販店での販売と、直販サイトのMicrosoft Storeでの販売を発表。また、3月15日からはSurfaceのテレビCMや屋外広告などを展開し、Windows 8と合わせて「マイクロソフト史上最大の規模」(樋口氏)でマーケティングを展開していくと語った。