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2秒ごとに海面変動をレーダーで観測・提供、「地震津波の会」のiPhoneアプリ

 株式会社ウェザーニューズは26日、「地震津波の会」のiPhoneアプリを公開したと発表した。有料会員向けのアプリで、年額3100円。

 地震津波の会は、どんな時でも最新の地震・津波情報へアクセスできることを目的に発足した有料会員コミュニティ。アプリでは、揺れの到達予想時刻を音声付きのカウントダウン形式で伝える緊急地震速報のプッシュ通知機能に加えて、アクセスが集中した際も「必ず迅速につながる」という地震情報・津波情報や、津波が発生した際には2秒ごとの「津波レーダー情報」も提供する。

 津波レーダー情報は、ウェザーニューズが独自に開発し、2012年より運用しているもの。アプリでは、釧路から高知まで太平洋岸20カ所(3月11日現在)に設置した津波レーダーからの情報を確認できる。海底地震発生時の海面の変動(津波)を2秒ごとにとらえるため、津波発生から到達までの状況をリアルタイムに把握できるとしている。

 地震津波の会では、いざという時に「必ず迅速につながる」インフラを提供するため、会員とともに定期的な減災訓練も実施する。大規模な地震発生を想定した訓練用の緊急地震速報を発動させ、接続テストや動作確認を実施。会員からのフィードバックを得ながらサーバー増強などを行っていく予定。

 なお、地震津波の会のAndoridアプリもすでに提供が開始されている。

(永沢 茂)