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2013年の新入社員、「ソーシャルメディアで就活情報収集」は10%以下

 MMD研究所は、2013年度入社の会社員487人を対象に、就職活動に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。就職活動に関する情報収集を大手の就職情報サイトで行った割合が66.7%に上る一方で、ソーシャルメディアを使ったとの回答は10%以下にとどまった。調査期間は5月31日から6月4日まで。

就職情報の収集方法についての回答一覧(発表資料より転載)

 調査では、就職活動に関する情報収集をどのように行っていたか複数回答で聞いたところ、1位は「マイナビやリクナビなどの就職情報サイトを活用」で66.7%だった。2位は「大学のキャリアセンター就職課を活用」で48.5%、3位は「企業ホームページの閲覧」で41.9%だった。

 情報収集でソーシャルメディアを使った人の割合は全体的に低く、「ソーシャルメディアで友人知人から情報収集」は9.7%(6位)、「ソーシャルメディアで企業や業界に関する情報収集」は8.4%(8位)と、ともに10%以下だった。利用したソーシャルメディアの内訳は「Facebook」81.7%、「Twitter」78.3%、「mixi」60.0%の順だった。

 また、就職活動時点でスマートフォンを所有していた人は243人だったが、活動中にどのようにスマートフォンを活用していたか聞いたところ、最も多かったのが「メールの管理」で63.4%。このほかに、各種ウェブサイト閲覧による情報収集との回答が上位を占めたが、「企業説明会の申し込み」は24.3%、「エントリーシートの提出」も15.6%いた。

 なお、タブレットの所有率は全体の24.3%。これは「所有しており、(就職活動に)使用していた」18.3%と、「所有していたが、使用しなかった」6.0%の合計値。

(森田 秀一)