ラック、「Googleグループ」による意図しない情報公開に注意喚起

　株式会社ラックは10日、日本の省庁内の情報が「Googleグループ」によって意図せず公開されているという報道を受け、企業に対して設定の確認を呼び掛けた。

　Googleグループは、無償のニュース投稿・共有サービスで、メンバーとグループを作って情報を共有するグループウェア的な利用ができるが、利用登録をした初期状態ではすべての情報がインターネットに公開される設定になっている。ラックが調査した範囲でも、国内外の組織が投稿した情報が意図せず一般に公開されているケースが多数確認できるという。

　ラックではGoogleグループの設定画面の実例を挙げ、「権限」メニューの「基本的な権限」や「アクセス権限」、「情報」メニューの「ディレクトリ」などの項目を変更することで、情報を一般に公開しないための設定方法を紹介している。

「すべてのユーザー」に表示を認めている設定などを変更する（ラックの注意喚起より）