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震災を想定した公衆無線LANの無料開放実験、「災害用統一SSID」を設定

 無線LANビジネス推進連絡会は5日、大規模震災を想定した公衆無線LANの無料開放実証実験を、岩手県釜石市で9月1日に実施すると発表した。

実証実験の概要

 実証実験は、総務省の「無線LANビジネス研究会」での提言などを受けて実施するもの。釜石市の「シープラザ釜石」において、各事業者のアクセスポイント共通で利用可能な「災害用統一SSID」を設定し、ユーザーが契約している事業者にかかわらず接続できる環境を提供する。

 無線LANビジネス推進連絡会では実証実験を通じて、ユーザーの利用状況をもとに、より利用しやすい環境構築や利用促進などの検証を行い、災害時に一人でも多くのユーザーが公衆無線LANを利用できるよう取り組みを進めていくとしている。

(三柳 英樹)