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Google、「手動ウェブスパム対策」の対象かを調べられる管理者向けツール

 グーグル株式会社は9日、Googleによる手動のウェブスパム対策が自身のサイトに実施されているかどうかを確認できるサイト管理者向けツール「手動対策ビューア」を公開した。利用するにはウェブマスターツールから「検索トラフィック」の下にある「手動による対策」をクリックする。

 グーグルでは、検索結果からスパムサイトを排除するために、アルゴリズムと手動によってそれらのサイトを検出。Googleの検索結果のインデックスから削除したり、掲載順位を下げるといった対応を進めている。

 今回公開した手動対策ビューアでは、Googleによる手動によるウェブスパム対策が実施されていない場合、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした」というメッセージが表示される。これにより、自身のサイトがウェブスパムと見なされていないことがわかる。

 グーグルによれば、同社で確認したドメインのうち、ウェブスパムとして手動でインデックスから削除されるドメインは2%未満。グーグルでは、手動によるスパム対策を実施した一部のサイトについてはウェブマスターツールで通知しているが、今後は手動対策ビューアでもその情報をチェックできるようになる。

(増田 覚)