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Haswell搭載Chromebook 3機種、Chromebox 1機種発売~ASUSと東芝が参戦

 米Googleは11日、米国サンフランシスコで開催されているIntel Developer Forumで「数カ月以内に」Haswell搭載Chromebook 3機種とChromebox 1機種が発売されると発表した。現時点ではハードウェア仕様、価格、発売日などは発表されていない。

 新ラインナップでは、いずれもHaswellアーキテクチャによるバッテリー寿命とパフォーマンスの向上が期待されるとしている。

 新ラインナップのChromebookはHP、Acer、東芝が発売し、ASUSからは省スペースデスクトップ端末Chromeboxが発売される。ASUSと東芝は今回初めてChrome OS端末を発売することになる。

新ラインナップのChromebook。左から、東芝、HP、Acerのロゴが見える。右のボックス型はASUSのChromebox

 ChromebookはすでにSamsungとLenovoが発売しており、米Googleは「ラップトップメーカー大手のうち6社がChromebookを提供することになる」としている。

 GoogleはChrome OSをWindowsやOS Xに対抗できるようなOSにしたいと考えている。Googleは9月5日にデスクトップアプリ「Chrome Apps」を一般消費者向けに発表し、Chromeでも十分な機能と性能のアプリが既に実現していることを示した。とはいえ、アプリの数とChrome OSデバイスの絶対的な種類と数量は不足しており、Googleにとっては悩ましいところだ。

 それでも安物のラップトップとみなされかねないChromebookに、Intelの最新アーキテクチャーHaswellを搭載できたことは1つの変化かもしれない。Googleは2月に独自ハードウェアでハイエンド路線の「Chrome Pixel」を発売し、賛否両論が巻き起こった。しかし、今日の発表を見ると、レファレンスハードウェアとして成功したといえるのかもしれない。

(青木 大我 taiga@scientist.com)