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KDDIウェブコミュニケーションズがEC事業参入~ガジェットECサイト「OneMe」

~スマホ、タブレットユーザー向けにこだわり商品をセレクト

 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは10月9日、EC事業への参入を発表した。IT関連の周辺機器やグッズをメインに扱うECサイト「OneMe」( http://www.oneme.jp )を11月19日にオープンする。

 サービス開始に先立ち、KDDIウェブコミュニケーションズがユーザーを招いて開催した「WEB CREATORS SUMMIT 2013」で発表した。

こだわりのガジェットECサイト「OneMe」

OneMeはECサイト、au端末のカスタマイズ、ものづくり支援の3つのサービスを柱として展開

 新ブランド「OneMe」について、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズSMB事業本部副本部長 神森 勉氏は、OneMeを立ち上げるにあたり、「『私』にとっての一つをみつけてもらう」「KDDIグループとしてのシナジーを生む」「ものづくりを支援する」をコンセプトとしていると説明した。

 また、OneMeのサービスは、ECサイト、au端末のカスタマイズ、ものづくり支援の3つのサービスを柱とする。

OneMe Store

 Eコマースサービスは11月19日にサービス提供を開始。iOS端末、Android端末、Windows Phone、タブレット端末を中心とした周辺機器の販売サイトとなる。取扱商品は、高級感や希少感、未来性を感じさせる商品や、日本のクリエイターによるこだわりの商品、海外のキックスターターの商品など、こだわりの商品をセレクト。30代半ば~50代の年齢層をターゲットとして、スピーカーからイヤホンジャックまでを幅広く取り扱う。

 購入の参考になるよう、すべての商品でスタッフやライターによるレビューを用意するほか、知人のコメントが見られるようにFacebookコメントにも対応する。

PC、タブレット、スマートフォンに対応
スタッフやプロのライターによるレビューを掲載するほか、Facebookのコメント機能にも対応

OneMe Up

 「OneMe Up」はau端末専用のカスタマイズサービスで、「Up」はアップグレードを意味する。

 現在、端末が発売されると(人気の端末であれば)対応ケースが数多く発売されるが、新モデルが発表されるとケースなどのアクセサリも店頭で入れ替えられ、旧機種ではケースが見つからないといったニーズがあると神森氏は説明。

 こうした需要に向け、親会社がKDDIという特色も活かしてau端末のカスタマイズサービスを行う。2014年第1四半期の開始を見込んでおり、まず2013年夏モデルの「URBANO L01」「Xperia UL SOL22」の2機種向けにサービス提供を開始。現在、専用カスタマイズパッケージを開発中であるという。

「OneMe Up」はau端末のカスタマイズサービス。auとのシナジー効果を狙う
第一弾として「URBANO L01」「Xperia UL SOL22」の2機種向けのカスタマイズサービスを予定

OneMe Factory

 「OneMe Factory」はものづくり支援サービスとなる。2014年春の提供開始を予定しており、OneMeの基本コンセプトに従って、「私にとってのひとつ」を売買、製造するためのフローを提供するという。

 KDDIウェブコミュニケーションズは創業以来、中小企業をICTを通じて支援するという目標を掲げてきたが、OneMeもそのコンセプトの下、中小事業者やクリエイターのものづくりをサポートしていく。日本の伝統工芸や、スタートアップ企業や個人クリエイターのこだわりの商品などをECサイトで取り扱うことで販路を作り、世の中に広く知らせるためのきっかけを作るというコラボ企画などを実施していくという。

 神森氏は、販売方法としては、C2Cの個人間取引も視野に入れたプロジェクトになると述べた。

OneMe Factoryのコンセプト

ECサイトではこんな製品を取り扱います

 ECサイトで扱う予定の商品はすでに200を超えているという。発表会場では、柔らかな光が広がる銀糸を使ったルームライト兼スピーカーや、木製ボディのBluetooth接続真空管アンプとスピーカーのセットなど、個性的な商品が多数展示された。

(工藤 ひろえ)