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ソースネクストがVPNソフト発売、接続サーバーの国指定にも対応

 ソースネクスト株式会社は17日、無料Wi-Fi(無線LAN)スポット使用時のデータ漏えい防止などに役立つVPNソフト「Wi-Fi セキュリティ」を発表した。同日よりダウンロード版の販売を開始しており、価格は3129円。最大5台の端末で1年間利用できる。なお、12月6日からはパッケージ版も同価格で販売する。

「Wi-Fi セキュリティ」Windows版ソフトの利用画面 Copyright (c) 2013 AnchorFree, Inc. All Rights Reserved

 「Wi-Fi セキュリティ」は、米AnchorFree社のVPNサービス「Hotspot Shield」の有料版を日本市場向けにローカライズした製品。企業ユーザーなどに普及しているを、個人でも気軽に使えるようにした。加えて、日本語でのメールサポートをソースネクスト側で実施する。

 一般的に、無料の公衆Wi-FiスポットはWPAやWEPといった暗号化が施されておらず、通信内容が第三者から盗み見られる可能性がある。VPNでは、専用サーバーとの間で仮想の専用線接続を確立することで、通信の安全性を高めることができる。また、SSL認証未対応のサービスやアプリを使う際にも、通信が暗号化されるという。

 「Wi-Fi セキュリティ」のライセンスキー1つで、同一ユーザーが最大5台までの端末でVPNを利用できる。対応OSはWindows 8.1/8/7/Vista/XP、Mac OS X 10.6.8以降。iOS、Androidにも対応しており、それぞれ専用アプリがリリースされている。

 なお、「Wi-Fi セキュリティ」利用時の接続先となるVPNサーバーは米国、英国、オーストラリア、日本に設置されており、ユーザーが任意に選択できる。これを応用することで、本来は米国内からしかアクセスできないサイトを日本から利用するといったことも可能になるとしている。

VPNの利用イメージ

(森田 秀一)