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中国から「Office」海賊版を仕入れ、8人の出品代行者を通じて受注、男性送検

 千葉県警サイバー犯罪対策課などが18日、「Office」の海賊版をインターネットオークションで販売していた石川県の男性(50歳)を著作権法違反(海賊版の頒布)の疑いで逮捕し、20日に送検した。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が発表した。

 「Microsoft Office Professional Plus 2010(日本語版)(Microsoft Open Licenseプログラム)」が複製されたDVD枚を、今年1月、北海道の男性に対して1万2294円で販売していた。男性は「生活費のため海賊版を販売していた」などと供述し、容疑を認めているという。なお、同ソフト正規品の参考価格は6万2900円(税抜)。

 この男性は中国から海賊版を仕入れ、インターネットオークションを通じて販売しており、少なくとも2012年5月から2013年2月までに約800件の海賊版を販売し、約600万円を売り上げていたとみられている。今年からは、8人の出品代行者に商品受注をさせた上で海賊版を販売するなどしていたという。

 海賊版の“購入者”が警察に相談し、ACCSを通じて著作権者である日本マイクロソフト株式会社に連絡。同社が鑑定・告訴したことで摘発されたかたち。

(永沢 茂)