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ヤフーが初の減益“EC手数料無料化”で、ショッピング取扱高は回復傾向に

 ヤフー株式会社は29日、2013年度第3四半期(2013年10月~12月)の決算を発表した。売上高は968億7100万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は492億4400万円(同1.5%減)、経常利益は495億1600万円(同1.1%減)、四半期純利益は305億1500万円(同1.4%減)。

 ヤフーの創業以来初の減益となったが、ヤフーでは10月に発表した「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」のストア出店料など、eコマース事業の新戦略による一時的な減益としている。

 一方で、出店申し込みは発表以降に9万件以上と急拡大し、現時点でストア数は前四半期比で約1万店増加、商品数は3割以上増加したと説明。これまで前年比で減少が続いてきたショッピング関連の取扱高が回復傾向となり、年末商戦期間中の取扱高は過去最高を記録したという。

 新戦略の発表後も、地方自治体との連携や、ストア向けツールの改善など、開発施策だけでも100件以上を実施してきたと説明。これまで7年間変わっていなかったYahoo!ショッピングのトップページをリニューアルしたことでカート購買比率が改善され、スマートフォン向けページの改善では取扱高が前年度四半期比で50%以上増加したという。

 また、Yahoo! JAPANの他のサービスとの連携も強化し、トップページにセール企画への直接リンクを初めて設置したほか、2013年11月からは検索結果ページへの売れ筋ランキングの掲載や「Yahoo!知恵袋」との連携を開始。今後は、タブレット版「Yahoo!ショッピング」のトップページを2月5日に提供開始するほか、カテゴリーシステムやカテゴリーレコメンドページのリニューアルを予定。こうした施策により流通総額を増加させ、将来的には広告売上高を拡大していくとしている。

(三柳 英樹)