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Amazon.co.jpの返品ポリシー変更、開封時50%返金の適用対象が拡大

 Amazon.co.jpは、3月10日より新しい返品ポリシーを適用する。開封済み・使用済みの商品を購入者側の都合で返品する際、返金額を代金の50%とするルールの対象カテゴリーとして、「おもちゃ&ホビー」「文房具・オフィス用品」など13種類が新たに設定された。また、服、ファッション小物、シューズ、バックについては、使用後・開封後の返品が不可となる。2月7日付で発表した。

 Amazon.co.jpでは、商品カテゴリーや商品状態に応じた返品条件を定めている。例えば「CD・DVD・ゲーム・PCソフト」カテゴリーの商品を購入者側の都合で返品する際、商品を使用・開封している場合は全額返金されず、代金の50%の返金となる。ただし、トラブルや不具合があった商品については、送料や代引き手数料を含む全額返金ないし商品交換が行われる。

 3月10日以降は、このルールの適用カテゴリーが拡大する。新たに対象となるのはホーム&キッチン、おもちゃ&ホビー、スポーツ&アウトドア、腕時計、ジュエリー、ベビー&マタニティ、ペット用品、文房具・オフィス用品、楽器、DIY・工具、カー&バイク用品、ヘルス&ビューティー。これらのカテゴリーでは従来、開封済み商品を購入者側都合で返品する際に全額返金を行っていたが、今後は代金の50%の返金となる。

 服&ファッション小物、シューズ&バッグのカテゴリーについては、 Amazon.co.jp側が使用済みと判断した場合、返金なし(返品不可)となる。なお、一部の商品を除き、試着は対象外。

 商品使用状態の判断基準については「返送いただいた商品がお届けした時と同じ状態で梱包されていない場合」としており、具体的にはメーカー既成の梱包の開封、商品タグの取り外しなどを挙げている。

 新しい返品ポリシーの導入により、Amazon.co.jp取り扱いカテゴリーのすべてで、開封時の返金減額ルールが適用されるようになった。なお、新ポリシーの対象となるのは、3月10日以降にアマゾン返品係へ届いた商品。また、返品不可の商品を返品係に万一返送しても、商品を客側へ再度戻すことはできないとしている。

(森田 秀一)