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ヤフーがプライバシポリシーを改定、ウェブ閲覧履歴などをCCCに提供

情報提供を望まないユーザー向けのオプトアウト手続きページを開設

 ヤフー株式会社は2日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)との間で相互にユーザー情報を提供することなどを目的として、Yahoo! JAPANのプライバシーポリシーを改定した。

 ヤフーとCCCでは、両社のIDとポイントプログラムを2013年7月に統合。ユーザーがYahoo! IDとTカードを連携させることで、Yahoo! JAPANのサービス利用やキャンペーン参加などで、実店舗でも使えるTポイントが付与される取り組みを進めてきた。今回のプライバシーポリシーの改定により、さらにユーザー情報についても連携できる仕組みを整えた。

 ユーザー情報の提供は、Yahoo! JAPANでTポイント(Tカード)の利用手続きを行ったユーザーに限定される。ヤフーでは、CCCへの情報提供を望まないユーザー向けに、情報提供を停止するオプトアウト手続きのためのページを開設した。

 ヤフーではCCCに対して、ユーザーが閲覧したページや広告の履歴、ヤフーが独自の基準で分類したユーザーの興味関心分野に関する情報、ヤフーとCCCが共同で行うキャンペーンへの参加・登録情報を提供する。

 CCCではヤフーから提供された情報を、特定の個人を識別可能な情報と別に区分して管理・運用し、顧客傾向データを充実、改善するための要素として利用。提供される情報を利用して改善した顧客傾向データを、郵便やメールなどによる各種情報の案内やその他の目的で利用したり、広告の履歴情報からどのような広告を掲載することが効果的であるかの分析などに利用。また、分析結果をヤフーやヤフーの提携先である広告主に提供するために利用するとしている。

 同様に、CCCもT会員規約の特約(ヤフー株式会社発行のIDを指定IDとするT会員向け特約)を2日に施行した。CCCではヤフーに対して、Tポイントのユーザーが購入した商品、利用したキャンペーンやサービスの履歴(Tポイントの利用履歴を含む)に関する情報や、CCCが独自の基準で分類したユーザーの興味関心分野や推定したユーザーの属性に関するデータを提供する。

 CCCでは、ヤフーへの情報提供を停止したいという要望については、問い合わせフォームで受け付けるとしている。

(三柳 英樹)