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米Google上級副社長のアローラ氏、ソフトバンクのバイスチェアマン就任へ

ニケシュ・アローラ氏(Googleの経営陣紹介ページより画像転載)

 ソフトバンク株式会社は18日、米Googleの上級副社長兼最高事業責任者であるニケシュ・アローラ氏をバイスチェアマンとして招聘することを発表した。アローラ氏のソフトバンク参画は10月を予定。孫正義代表取締役社長の直属として、職務にあたるという。

 アローラ氏は、通信業界のアナリストとして活動後、起業、T-Mobile欧州事業の取締役などを経て、2004年にGoogleへ入社。欧州、中東、アフリカの市場においてGoogleの事業開発責任者を務めた。Googleの経営陣紹介ページ(日本語版)では、ラリー・ペイジCEO兼共同創設者、エリック・シュミット会長、サーゲイ・ブリン共同創設者に次ぐ4番目に名前が記載されている。

 プレスリリースの中で孫氏は「さらなる事業拡大に向けて進んでいく我々にとって、ニケシュを超える逸材は考えられません」とコメント。自身の右腕としての活躍を期待しており、次回の株主総会においてアローラ氏を取締役候補にする考えという。

 アローラ氏はソフトバンクのバイスチェアマンに加え、新たに米国で設立される「SoftBank Internet and Media, Inc.」のCEOにも就任する予定。その上で、インターネット、通信およびメディア事業、投資活動を直接監督するとしている。

 Googleのペイジ氏は自身のGoogle+において、アローラ氏のソフトバンク参画について言及。「私を含む多くのGooglersにとって、ニケシュは素晴らしいリーダー、アドバイザー、メンターである」と感謝の念を伝えている。また、アローラ氏の後任はOmid Kordestani氏が務めるとしている。

(森田 秀一)