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「Skype 5.0 for Android」はスマホ電話帳と連動、友人のアカウント自動登録

Microsoftアカウントとも自動的に連動へ

 米Microsoft傘下のルクセンブルグSkype Communications SARLは23日、Android版次期アップデートとなる「Skype 5.0 for Android」から、友人のSkypeコンタクトを見つけやすくする新機能を搭載すると発表した。

 連絡を取りたい相手のSkypeアカウント名は、相手に教えてもらわない限り、簡単に検索できない場合は多い。新機能は、確実に連絡先を見つけられることが目的だ。

 このアップデートは「数カ月程度」で提供を予定している。アップデートされると自分のスマートフォン電話番号の認証が求められる。認証が完了すると、SkypeはAndroidの連絡先(電話帳)にアクセスし、電話帳データとSkypeデータベースの中の連絡先と一致するかどうかを検索。一致すると自動的にそれらの友人たちをSkype連絡先リストに掲載する。新しい連絡先が登録されるたびに、Skypeはこの作業を行い、自動的に連絡先に登録されていく。

 これにとどまらず、MicrosoftアカウントでSkypeにログインしている場合、Microsoftアカウントを利用しているOutlook.comやWindows 8といった他のサービスとも自動的に連絡先リストが連動するという。

 なお、この機能を利用しないことも可能だと説明している。その場合、連絡先を自動的にSkypeに追加するかどうかを設定画面から変更可能だという。また、自動的に自分のSkypeアカウントを発見されたくない場合、Skypeプロフィールに掲載されている電話番号を改変するか、認証拒否もできるとしている。

 SkypeではまずAndroidプラットフォームにこの機能を提供するが、そのほかのモバイルプラットフォームにも数カ月程度で同様の機能を提供する予定だ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)