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LINE株式会社の2014年4~6月期売上は212億円、前四半期比17.5%増

 LINE株式会社は31日、2014年第2四半期(4~6月)の業績を発表した。同期の連結売上は212億円(前四半期比17.5%増)で、うち「LINE事業」の売上は182億円だった。

「LINE事業」の業績推移

 今回発表した業績は、LINE PLUS株式会社などの子会社を含めたグループ連結の売上額。また、「ネット売上」と呼ばれる手法で計算を行っているため、オンラインアプリストアの決済手数料(30%)や外部開発会社に対して支払う金額はあらかじめ除外されている。

 基幹事業である「LINE事業」の売上は182億円だったが、これは前四半期比25%増、前年同期比146%増だった。無料通話・メッセージアプリ「LINE」の利用者数は現在も増加しており、インドネシアなどアジア諸国で堅調という。

 LINE内で使われる「スタンプ」を一般ユーザーが自作・販売できる「LINE Creators Market」は5月8日からの1カ月間で販売総額が1億5000万円を超えた。売上の面では、6月に提供を開始した「アニメーションスタンプ」が成果を挙げた。

 LINE関連のゲーム事業では「LINE:ディズニー ツムツム」が好調。「LINE クッキーラン」「LINE レンジャー」では、テレビCMなどのプロモーション効果により、日本、タイ、台湾などで利用者および売上が増加した。

(森田 秀一)