ニュース

日本気象協会、「豪雨レーダー」公開、250mメッシュで雨雲の動きを地図表示

 一般財団法人日本気象協会が運営する天気専門サイト「tenki.jp」が12日、新コンテンツ「豪雨レーダー」を公開した。60分後までの雨雲の状況を、10分単位で地図上で確認できる。PCおよびスマートフォンに対応している。

 降水の短時間予報を250mメッシュという高解像度で提供する気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」を利用したコンテンツで、局地的な豪雨をより詳細に把握できるとしている。提供される情報の解像度は、60分前から30分後までが250mメッシュ、40分後から60分後までが1kmメッシュ。

 なお、従来から提供している「雨雲の動き」では、2時間前から6時間先までの1時間ごとの情報を1kmメッシュで提供している。直近の状況を詳細に知るには「豪雨レーダー」、数時間先の状況をおおまかに知りたい場合は「雨雲の動き」というように使い分けられる。

 「豪雨レーダー」では、地図の中心地点からの同心円を表示可能。雨雲までの距離や移動速度の目安になるという。また、降水量は50段階のグラデーションで表示されるが、非常に弱い雨・強い雨の場合は雨雲の下の地図が見づらくなるため、雨雲の色の「濃淡」を切り替えられるボタンが用意されている。

(永沢 茂)