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WiMAX 2+、グローバルIPアドレスが利用できるオプションを導入

 UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+対応機器に付与するグローバルIPアドレスを、2015年3月下旬以降、プライベートIPアドレスに変更すると発表した。WiMAX 2+対応料金プラン「UQ Flatツープラス」「UQ Flatツープラスauスマホ割(2年/4年)」を利用中のユーザーが対象。今回の変更は、世界的にIPv4のグローバルIPアドレスが不足している状況を踏まえて実施される。あわせてWiMAX 2+でグローバルIPアドレスを利用できるオプションが用意される。

 現在、モバイルルーターなどのWiMAX 2+対応機器のIPアドレスは、グローバルIPアドレスが付与されている。プライベートIPアドレスに変更することで、グローバルIPアドレスの利用に依存している一部のアプリケーションが利用できなくなる場合がある。UQコミュニケーションズによると、次の利用形態で利用できなくなる可能性があるとしている。

  • オンラインゲームの一部(ルーターのUPnP対応やポート開放設定が必要なもの)
  • サーバーとしての利用の一部(DynamicDNSを利用、外部からIPアドレスを指定してアクセスするもの)
  • リモートアクセス(VPN)の一部(TCP/UDP以外のプロトコルを利用するもの)
  • その他、プライベートIPアドレスに未対応のアプリケーション・ネットワーク機器

 このような利用を必要とするユーザーのために、UQコミュニケーションズでは、グローバルIPアドレスの利用を保証するオプションを用意する。同オプションの提供は2月20日から。利用料金は月額96円(税別)。ただし、2015年5月末までは無料で提供される。オプションの利用に、申し込みは不要。WiMAX 2+対応機器の設定を変更することで利用できる。

 なお、従来のWiMAX対応料金プラン「UQ Flat年間パスポート」「UQ Flat」「UQ Step」では、すでにプライベートIPアドレスが付与されている。

(川崎 絵美)